鹿児島に日本最大級メガソーラー発電稼働!!

 

普及のカギは…
国内最大級ソーラー発電稼働

 

鹿児島県、巨大な太陽光発電施設です。
鹿児島市内のおよそ1割の電力を賄えるということなんですけれども、11月から稼働が始まりました。
こうした、自然エネルギーの普及にも繋がってくる法案が今国会で審議中なんですけれども、本当に普及するかどうかは、政権の覚悟にかかっています。

 

国内最大級ソーラー発電
自然エネルギー普及のカギは…

 

見渡すかぎり敷き詰められた太陽光パネルは29万枚。
国内最大級のメガソーラー発電所が、本格稼働しました。

 

外周4.3キロ、歩くと1時間以上かかる、広大な施設です。
年間の発電量は、一般家庭2万2000世帯分に相当。
実に、鹿児島市内の1割近くを賄える計算です。

 

中心となったのは、太陽光パネルの製造を手がける京セラ。
名誉会長の稲盛氏は、鹿児島市の出身。

 

京セラ
稲盛 和夫 名誉会長
「今から30年ほど前から、私自身が発案し、やってまいりました。
今日、こうして素晴らしいメガソーラーの基地を拝見しまして、今昔の感がありまして、感無量な感じがします。」

 

太陽光パネルを設置した埋立地は、10年以上使い道を見い出せなかった場所でした。

 

IHI
釜 和明 会長
「当初この地で、造船あるいは船の修理ということで、土地を手はずしてきましたけど、なかなか上手く行かなかったのが、正直なところです。」

 

生み出した電力は、九州電力に売電されます。
背景にあるのが、2012年7月にスタートした再生可能エネルギーの、固定価格買い取り制度です。

 

太陽光や風力などから生み出された、エネルギーの買い取りを、原則電力会社に義務付け。
このため、発電事業とは無縁だった企業や団体が新規参入に走り出したのです。

 

制度が始まったときの電力会社による買い取り価格は1kWh、42円。
2013年度からの買い取り価格は、およそ38円に下がっています。

 

これは、コスト削減により設置費用が抑えられると、国が判断したためです。

 

鹿児島七ツ島メガソーラー
北 道弘 所長
「初年度に申請したので、1kW時あたりが42円の買い取りになっています。
計画を早くして竣工できるのも、なるべく早くということで事業の方は進めています。」

 

総投資額はおよそ270億円。
売電収入は、年間およそ30億円を見込んでいます。

 

一方で、太陽光発電事業を巡っては、参入を目指す各地の事業者が順風満帆かというと、そうでもありません。

 

ある財団の全国調査によると、太陽光発電を断念したことのある事業者は、全体のおよそ4割に及ぶことが分かっています。(自然エネルギー財団調べ 2013年2月)

 

断念した理由の一つに、“送電網への接続ができなかった”ことが挙げられました。

 

東京大学社会科学研究所
松村 敏弘 教授
(元電力システム改革専門委委員)
「公平な条件のもとでちゃんと接続して電気を送ることができるという、こういう環境が整わない限り、新規事業者は参入ができない。
相当高いハードルが課されていると、いうことになります。」

 

カギを握るのは、発送電分離。
大手電力会社が所有している送電網を、新規の発電会社にも公平に使えるようにして、対等な競争環境を作るようにする、それこそが発送電分離です。
消費者にとっては、電気料金が安くなる可能性もあります。

 

11月1日、衆議院を通過した、電力システムの改革案。
発送電分離が書かれているが、そこでは2020年までには、発送電分離を目指すとしています。
あくまで努力目標です。
実行に移せるかは不透明との指摘もあります。

 

 

古舘さん
「送電線の開放あったらばこその可能性はいろいろ広がると思うんですが、努力目標とか、そういうような色んな解釈ができちゃうんで、ちょっとな~と正直思うんですけど、解説してもらえませんか。」

 

朝日新聞論説委員
恵村 順一郎 さん
「発送電分離の問題もありますが、再生可能エネルギーですね、今は確かに非力かもしれないです。
けれども、非力だからこそ、政府が明確に原発に替わるエネルギー源だということをちゃんと位置づけて、そして全力で推進する意義があると思うんです。

 

そうすることで、企業は積極的に新規参入、投資できますし、再生可能エネルギーは成長産業に育てることができると、これは小泉さんの言う通りだと思います。

 

ところが、安倍政権の方向は逆を向いているんですね。
新たな国のエネルギー基本計画というのは年内に作ると言っているんですが、これは経済産業省の総合資源エネルギー調査会というところの分科会で作ると言っているんですね。

 

元々原発を推進する側の役所に所管させるというのはおかしいと思いますし、幅広い議論を反映するどころか、分科会は原発ゼロの立場の人は、15人中2人しかいないんですよね。

 

案の定、原発や再生可能エネルギーをどのくらいの割り合いにするかという、電源比率は明記しない方針になっていますし、使用済み核燃料の処理の問題、これも先送りということになりそうなんですね。

 

安倍政権では、口では原発依存度をできるだけ減らしていくと言っているわけなんですけれども、明確に脱原発にはブレーキをかけているわけですね。
福島の事故の教訓から、何を学んだんだろうと、いう風に思ってしまいます。」

 

古舘さん
「文言のすべてがと言ったら、大げさになるかもしれませんが、随所随所にこれじゃあな、というところが散見されちゃうわけですね。」

 

太陽光発電についてもっと詳しく知りたい方は
コチラのサイトを参考にしてください。
≫太陽光発電の設置に関する6つの誤解とは?【現役施工業者が語る】

 

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です