脳卒中の最新治療と最新リハビリ法を紹介!!

 

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脳卒中の最新治療

 

患者数が130万人を超え、寒い冬の季節に発症する人が増える、脳卒中の最新治療です。

 

突然死を招く脳卒中

 

病院に到着した救急車。
運ばれてきたのは、脳卒中の患者です。

 

脳卒中とは、脳の血管が破れたり詰まることで、突然命を落とす恐ろしい病です。

 

兵庫医科大学病院
脳神経外科
吉村 紳一 主任教授
「命は助かったけれども、体が動かない。
あるいは、寝たきりになってしまう、そこが一番怖いところです」

 

脳卒中の患者数は、およそ134万人。
一命を取りとめても、麻痺などの後遺症が残ることが多く、患者は不自由な生活を強いられます。

 

主な原因は、高血圧や糖尿病などの生活習慣病。
喫煙も脳卒中のリスクを高めるといいます。

 

脳卒中から命を守るためには、どうすれば良いのか。
治療の最前線をお伝えします。

 

くも膜下出血を防ぐ
生体反応コイル治療

 

東京慈恵会医科大学附属病院。
この病院で、脳卒中の新しい治療が行われています。

 

患者は30代の男性。
頭痛を感じて検査を受けたところ、脳の動脈にコブのような膨らみが見つかりました。

 

万が一破裂すると、脳卒中の一つである、くも膜下出血を起こす危険があります。

 

くも膜下出血とは、脳の動脈にできたコブ状の膨らみが破裂する病気。
破裂すると、脳を覆うくも膜の内側に血液が広がり、脳を圧迫。

 

突然死を招いたり、重い後遺症を残すことがあります。

 

今回の治療は、生体反応コイルという最新の医療器具を使って行われます。
表面には、血管の細胞に反応する特殊な薬剤が塗られています。

 

治療が始まりました。
先ほどの生体反応コイルを脚の血管から挿入し、コブがある脳の血管まで到達させます。

 

脳の血管に届くと、コイルをコブの中に詰めていきます。
コイルに塗った薬剤が、血管の細胞に反応すると、かさぶたのような組織ができ、コブの中に血液が流れないようになる仕組みです。

 

医師が慎重に、コイルをコブの中に詰めていきます。
モニターの画像を見ると、コイルがねじれながら、コブの中に入っていくのが分かります。

 

およそ1時間後。
コブの中に、コイルがしっかりと詰まりました。

 

別の患者の検査画像を比較します。
治療1年後、コブと血管の間が白くなり、血流が遮断されているのが分かります。

 

これまで、薬剤の付いていないコイルも使われていましたが、再発も多かったといいます。

 

東京慈恵会医科大学附属病院
脳神経外科
村山 雄一 教授
「一番のメリットは、再発が減る可能性が高いこと。
従来、10%あった再発率が7~8%まで下がった」

 

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脳梗塞から命を守る
脳血栓回収療法

 

脳卒中の中で最も患者数が多いのが、脳梗塞。

 

脳梗塞とは、脳の血管に血液の塊が詰まり、血液が流れなくなる病。
脳細胞が壊死し、突然死を招く。

 

兵庫医科大学病院は、新しい治療を始めています。
その治療法は、脳血栓回収療法と呼ばれるもの。

 

治療に使う装置には、直径2ミリほどの細い管がついています。
細い管を、脚の付け根から脳の血管に挿入し、詰まった血の塊を掃除機のように吸い取ります。

 

発症して8時間以内なら、治療可能です。
実際に治療で吸い出した血の塊は、黒く細長いゼリー状の物体に見えました。

 

70代の男性患者は、4ヵ月前この治療を受け、一命を取りとめました。

 

兵庫医科大学病院
脳神経外科
吉村 紳一 主任教授
「治療する前、大事な血管が詰まっている。
治療の後、詰まっていた血管に血が流れています」

 

70代の男性患者の検査画像を見ると、治療後血流が回復し、治療前に映っていなかった血管が、ハッキリと映っています。

 

男性患者には、麻痺などの障害も残りませんでした。

 

兵庫医科大学病院
脳神経外科
吉村 紳一 主任教授
「早く血の巡りを戻してやれば、脳細胞は死なずに生き返る、ということが分かってきたんですね。

 

言葉も話せないような患者が、カテーテルで詰まったところを取ると、30分や1時間で元通りになってしまうことがあるんですね。

 

早く病院に行って欲しいと思います」

 

脳卒中の最新リハビリ
ハイブリッドCI療法

 

脳卒中で万が一、麻痺などの後遺症が残ってしまった場合、早期にリハビリに取り組むことが重要です。

 

60代の男性患者は、5ヵ月前脳卒中で倒れ、右半身に麻痺が残ってしまいました。
リハビリのために、兵庫医科大学病院を訪れました。

 

受けるのは、ハイブリッドCI療法という、新しいリハビリです。

 

まず、患者の頭に電極を取り付けます。
そして、微弱な電気を流しながら、リハビリを行います。

 

脳卒中の患者に麻痺が起こるのは、脳の神経の一部が損傷し、脳からの信号が手足に伝わらないためです。

 

電気を流すと、損傷した脳が活性化。
この状態でリハビリをすると、新しい神経の回路が出来やすくなるのです。

 

リハビリは、麻痺した手だけを使い、物をつかむなどの動作を毎日5時間、10日間続けます。
60代の男性患者は、リハビリを始めてから4日目で効果を感じたといいます。

 

60代の男性患者
「最初の頃は、持つのがやっとだった。
腕が50センチくらい、上がるようになった。
希望は持てました。
今までできなかったことが、できるわけですからね」

 

この病院では、これまでに10人にリハビリを行い、すべての患者に効果が現れたといいます。
対象は、麻痺が中程度の患者に限られます。

 

兵庫医科大学病院
リハビリテーション部
道免 和久 教授
「欧米の研究で、10%くらい効果が高かった。
我々も同様の結果を出せると思う」

 

突然死を招き、重い後遺症を残す脳卒中。
生活習慣に気を付け、早期発見に務めることが重要です。

 

どうする「リハビリ医」不足

 

小谷さん
「治療は大変良くなったそうなんですけれども、その後寝たきりというのが一番多い病気でもあるそうです」

 

クレディ・スイス証券
チーフ・マーケット・ストラテジスト
市川 眞一 さん
「2010年9月に厚生労働省が、病院等における必要指数の実態調査をやっているんですね。

 

全診療科における、不足している医師の率が、14.4%だったんですけれども、リハビリ科については、28.5%不足しているということで、今ドラマ等で救急救命が注目されていますけれども、救急医の27.5%よりもむしろ医師が不足していて、全診療科の中で最もリハビリ科が足りていないという結果になっているんですね。

 

ですから、治療が最先端になっていて、一命を取りとめる、その後どうしていくのか、という部分が非常に重要で、そこに対して2014年度は2年に1回の医療保険の診療報酬の改定にあたる訳ですけれども、この改定の中に周産期、救急医療、過疎地の診療とか、リハビリも対応はしてきているんですけれども、まだやはり医師が相当偏在している部分が解消されていませんので、そろそろ抜本的に診療報酬体系を見直して、必要とされている部分に医師の方が行くような形を取っていく必要があると思います」

 

小谷さん
「リハビリを受けている方は相当多いのでしょうかね」

 

クレディ・スイス証券
チーフ・マーケット・ストラテジスト
市川 眞一 さん
「患者数の数から行くと、だいたい7割から8割の方が脳卒中の場合は、何らかの障害が残るということですから、ニーズというのは非常に高いと思います」

 

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